2024年1月24日(水)、来年度入学する児童保護者向けの説明会が、栄和小学校体育館にて開催され、参加してまいりました。PTAから、PTA活動を説明する上で知っていただきたい6つのポイントをご紹介させていただきました。
1. 登下校のリスク / 1-1. 小学生の交通事故
・令和4年の全国の小学生の歩行中における交通事故件数は330件
・うち登下校中は約40%と圧倒的
・事故の約40%が低学年
出典: 警察庁交通局「令和4年における交通事故の発生状況について」
1. 登下校のリスク / 1-2. 埼玉県の交通事故
・令和4年の桜区の交通事故件数は255件
・人口1,000人当たりの人身交通事故発生件数にすると2.7件、大宮区、岩槻区に続くワースト3
・栄和小学校の学区にある信号機の数は、たったの3機
・浦和西警察署からも、大宮バイパスの抜け道に使われることが多く、危険度は高いとされている
2. 犯罪のリスク
・全被害件数の中で、子どもが被害を受ける割合は、年々上昇している
・近年ではインターネット経由での犯罪被害も多くなってきており、令和4年では小学生でも約114件
出典: 警察庁生活安全局「インターネット利用に係る子供の犯罪被害等の防止について」
・2023年2月、さいたま市の学校 (学区の近く) や公園にナイフを使ったいたずら
・2023年3月、戸田市の中学校に刃物を持った若い男が侵入
・さいたま市の小学校宛に犯行予告が届くことは何度もある
3. 給食のリスク
・1月22日、米子市の小学校でみそ汁に画びょう、静岡市の小学校で白米に金属片が混入
・昨年の11月20日、さいたま市立美園小学校で、給食にナイロンブラシの一部が混入
・昨年の11月24日、さいたま市立大宮小学校で、給食の黒チャーハンに100円硬貨が混入
4. 教員のリスク
・令和4年の埼玉県の小学校での処分は12件、令和5年は6件
・埼玉県の小学校教員数は約2万1千名 (約2,000人にひとりが処分)
・なお、処分に至った理由は、体罰が1件、わいせつ行為が4件
5. いじめのリスク
・令和4年の全国の小学生のいじめの認知件数は、約55万件
・小・中・高等学校全体で、前年より約6万件増加 (10.8%)
・小・中・高等学校全体で、1,000人当たりの認知件数53.3件 (栄和小学校の全校生徒数で換算すると約46件)
出典: 文部科学省「令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要」
6. 学力のリスク
・さいたま市は、全ての教科において、全国の平均正答率を2.5~7.4ポイント上回っている
・一方で栄和小学校は全国平均を下回る
・読解力の低下 (本どころかマンガすら読まない、YouTube、格闘ゲームなどの影響)
こうしたリスクがあり、事件事故が起きている小学校と栄和小学校との違いはなく (どこもちゃんと取り組まれている上で起きている)、ある意味では運がいいか、悪いかです。栄和小学校PTAでは、運に子どもを委ねないよう、学校と協力して環境を作っていくことを心がけています。